Plentyについて調べてみた

Plentyは、"New Type of Farmer"って言ってるんだ。垂直に野菜を植えて、最適な温度調節と光によって水の使用量を95%削減し、土地の使用量を99%削減しているそう。当てる光の色によって、茎が太くなったりするらしい。そうやってなるべく多くの部分を実験を通して自動化、最適化させているみたい。なるほど〜


The latest in sensor technology and machine learning allows us to create the optimum growing environments with no need for pesticides or GMOs.

"センサー技術と機械学習によって殺虫剤などを必要としない、適切な成長環境を作るつことができた。"

Plenty has discovered how to reuse water and carefully control light, temperature, and humidity in order to grow up to 350 times as much produce per square foot, all while using a fraction of the water an outdoor farm would. 

"Plentyは、電気、気温と湿度の調節によって、1footあたりアウトドアの農園が使用するよりも350倍も多く水を再利用できる方法を見つけた 。"(超雑な日本語訳)

https://www.plenty.ag/the-feed/how-indoor-farming-will-change-the-way-we-eat/


センサー技術や機械学習をどの部分で活用しているのかが気になるなぁ。水の再利用方法が面白いな。これで味の改善も両立できているのが何よりも面白いな。



Crunchbaseを見る限り、ベンチャーラウンドでは、ニューヨークのアーリー向けのVCから調達して、シリーズBで色んなところから調達しているみたいだな。Innovation Endeavorsとか、ジェフベゾスのファンドとか、SVFとか、DCMとか。ほお。


CEOのMattは、ノースウェスタンからスタンフォードのMBA卒。資源関係の会社でCOOを勤めた後、いくつかVCのパートナーとして働いたり、電力や水関係の会社で働き、その後Plentyを創業。なるほど、資源関係のビジネスに深く携わってきたからこそ、Plentyを始めたいと思ったのかもな、少し納得。COOのNateも、スタンフォードMBA。クライナーパーキンずなどでVCあたりの仕事をしてたみたい。CSOのNateがすごい。PhDで、ずっと農業関連の研究をしてきた先駆者。。。まさにPlentyが強みとしている特許を取得している人だ、、。


特許はこんな感じらしい

Vertical hydroponic plant production apparatus Hydroponic Produce Display Apparatus Hydroponic Produce Display Apparatus Vertical Hydroponic Plant Production Apparatus Vertical Hydroponic Plant Production Apparatus Vertical Hydroponic Production Apparatus


なるほどシリーズBを調達する1ヶ月前に、NateがいたbrightagrotechをM&Aしたのか〜なるほど〜

これを読む限り、Brightagrotechは、小規模農家に向けた垂直農園技術を提供することに重きを置いてたけど、Plentyは大型な垂直農園技術を作って、世界中の貧困を無くそうとすることに重きを置いてたみたいだな。目指すビジョンに差があったみたいだ。そんでplentyが買収したのか〜。やっぱりIPのポートフォリオっていう観点でも買収したみたいやな。



これはわかりやすいな〜。たったこの大きさのサイズで育てられちゃうのはすごい。日本とか土地の小さい国にとってはさらに価値のあることだ。


例えば、こんな競合もいる。工場内で育てるインドア型ファームとしては共通してるけど、バーティカルではない。それが違いかな。センサーでデータを集めて、自動で改善しようとするとのこと。なるほど、将来はこうやってセンサーからデータをとり、自動で改善するのが当たり前になるのか、そりゃそうか。Google Venturesからも調達してるな。テマセクも出資してるみたい。

まじで世界中の都市にでっかいPlentyの工場を作って、every cunsumers' budgetに合うような価格で提供できるようにしたいって言っててすごい、、。そうか、、今後の農業はこういう大きな工場で超効率的に農産物を生産して、運ぶ仕組みになるのか。そうすると、世界中から輸入、というよりはより身近なローカルな地域からの生産が増えるのかもな。


このビジョンは多分Plentyが成功しないとしても、必ず達成されるんだろうな〜面白い夢をみれた気がした。結構ブレードランナー感強くて怖いけど、特に東南アジア諸国とかはこうなっていきそうだな〜(土地が小さいけど人口が多い地域)


日本の農家は、別に土地に困ってないし、たくさん効率よく生産してもそんなに需要がないから、こういうサービスは生まれにくいかもしれないなー。あー、海外マーケットにターゲットを置いたサービスを日本人が当たり前のように作っていかないと今後日本でイノベーションって生まれにくいかもしれないな、、大変だ、、



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