未来って、ただみんなが知らないだけだと思う。

私は、将来政治家になりたい。

 そのような決断をしてからすでに6年が経った。 高校を卒業する間近に議員インターンをはじめ、 大学2年生になった今、、、なぜか私は人工知能にハマってしまった!! 


 ※少し長いため 

1.イントロ 2.映画 3.本 4.まとめとこれから に区切りました。


1.イントロ 


 TEDトークで伊藤穰一が大好きになった。 そんなある夜中、スターバックスの店内でオバマとの対談記事をWiredで見つけ、心臓を鼓動させながら記事を読んだ。 そこには未来の社会についての話があった。「人工知能=職業がなくなっていく」という軽い認識しかなかった僕にとって、突然、未来への希望が見えるような感覚がした。さすがオバマ。 



 2.映画 


 ここから、僕なりの未来への勉強が始まった。 人工知能は人間を悪玉のガンと同じように認識して消滅させるだろうとも言った、イーロン・マスクは大のSF映画好きだったということ、先ほどの記事の「スタートレック」が気になったこともあり、まずはSF映画を片っ端から見始めた。(ここでのAIは基本的に汎用AIの話です) 


 1、スタートレック (2009) 

 2、LIFE 

 3、スタートレック darkness 

 4、スタートレック beyond 

 5、トランセンデンス 

 6、エクス・マキナ 

 7、IN TIME 

 8、インセプション 

 9、猿の惑星 (2001) 

 10、ロボコップ 

 11、Her/ 世界でひとりだけの彼女 


 1、2、3、4、9が  人類vs地球外生命体グループ(猿人含める笑)だろう。  

5、6、10、11が  人工知能関連グループ(ロボット含める)で、 

7、8が 概念を変えてくるグループだ。 


 6の「エクス・マキナ」は応用研究の学者が別荘で知性を持った人間型の人工知能ロボットを開発。知らないうちにロボットが人間と同化していく映画だ。知性を持ったロボットやクローン人間の権利について考えさせられた。 


5の「トランセンデンス」は基礎研究で世界有数の人工知能学者が、自分の脳をデータ分析してインターネット上で生き続ける映画だ。脳の物理的な処理能力の限界を超えた学者は研究を高スピードで進め、平和な世界を作っていく。ポストヒューマンは政府が作るべきか、企業が作るべきなのかを真剣に考えたくなった。  


11の「世界でひとりだけの彼女」は、すぐにやって来そうな世界の話だ。人工知能を開発する企業がOSシステムを作り、誰でも自分のためのAIを呼べるようになった。身体は無く、音声だけのAIで、性別はある。最初は秘書のようなデータ処理の役割などをしていたが、主人公はちょっとずつAIと恋をする。今は人間がアニメのキャラクターを愛する時代だ。知性をもち、自分を認識し、学習するOSが誕生したら人間とAIが恋することは十分に可能だろう。問題は、AIは1秒間に何千人もの人間と会話をし、学習をしていくということだ。恋愛の話、アートの話、直感の話。数ヶ月のうちに「人間にしかできない能力」と呼ばれることができるようになってしまいそうで恐ろしい。



 3.本



 さらに知識を深めるため、いくつかの本や論文を読んだ。(ここでのAIも汎用AIのことです)

 1、Biotechnology and Art  21世紀美術館

 人間の遺伝子組み換え技術の話、ポストヒューマンの倫理的な問題、人間と他生物の融合について。人工知能の発達と共に、生物学が今非常にあつくなっている。生命体に対する展示や搬送に関するルールは未だ法律で決まっておらず、倫理的な問題も議論になっていないのが現実。アートを通して政治のあり方を考えさせられる。


 2、セカンド・マシン・エイジ エリック・ブリニョリフソン

 ムーアの法則により、集積回路の演算能力は18ヶ月で2倍(本によって数字に違いがあります)、つまり時がたつに連れて能力は指数関数的に速くなっていく。2045年には関数の値が無限大になるというから恐ろしい。AIと人間のパソコンを通した会話、Face to Faceの人間同士の会話はやっぱり同じにはならないだろうと思ったりもした。AIは体がない。だから5感すら感じることもできない。人間はその場の雰囲気、目を見つめたときの緊張や空気や匂い、音を総合させて5感以上で感じることができる。唯一人間が人工知能に勝てる部分かとも思った。 


 3、9プリンシプルズ 伊藤穰一 

技術は開発されてもアイデアによって活用されなければ役立たずの物体にすぎないこと。そして未来はすでに現代にあっても、その情報が均等に社会に分配されていないということ。(MIT研究所では知っていても街中では誰も知らない)僕が、社会に対してするべきことも見えたが気がした。 



 4.まとめとこれから 



 映画と本を通して理系の知識はない大学生なりに人工知能について勉強してきた。 まず、未来について考えられるのは本当に楽しい。少子高齢化、社会保障、豊洲、増税、ミサイル、不倫などについて考えるのは自身の成長のためになり、今の政治の勉強になるが、学生ができることは正直何もない。最後は今の政治家たちが決定させることでお手伝いにしかならない。しかし、未来は僕たちが主役になる時代の話だ。今どのような技術が開発されており、その技術が社会にどのように影響を与えるのかを知り、そのために今僕たちの世代が何をするべきなのかを考えるのは自分事であり楽しくて仕方がないのだ。(そもそも僕が安倍首相と同い年になった2060年に、政治家は存在するのかすら危ういだろう) 



 そこで僕は、こんなことをしてみたいと思う。 


 今までは映画や本に頼って未来について考えて来た。 

 しかし、さらに未来について考えられるようになりたい。 


「今開発している技術が未来の社会に与える影響」について、

専門家や学者、研究者の方々に話を聞きたいし、 

「その未来社会に置ける政治の役割」について、

同年代のみんなとも議論したり、楽しく話せるようにしたい。

未来に希望が持てるようにもなるし。 


 これからは、さらに専門家や研究者の皆さんに会いに行き、お話をして頂き それを記事にしたり、 まとめてレポートにしたり、 藝大のみんなとアートにしたり アーティストと一緒に音楽にしたり。 楽しみながら、より多くの人が「未来の情報を均等に分配」できるようなプロジェクトへとしていきたい。          

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