KLOOKについて調べてみた

KLOOKは、旅行中の体験やツアーの予約サイトだね。エアビー感のある洗練されたサイトだけど、低価格を押しててお買い得感を出しているのはExpedia感もある。

確かに、この前ヨーロッパ旅行したときもツアーやチケットの予約は面倒だったな。特にパリとかはフランス語しか書いてない時もあって、毎回それぞれの独自サイトに飛んで、毎回クレジットカード登録して、予約するのは面倒だった。毎回登録プロセスが違うからね、、。そういう意味で、KLOOKを使って低価格である程度安心してチケット買えるのは良いと思った。あくまでも消費者目線だけど。




香港発のスタートアップ。創業2014年。シリーズDらしい。

CEOのEthanは、Citi BankからのStandard Charteredで3年ずつIBの仕事をしていたみたい。これは投資家からかなり信頼してもらえそうだ。COOのErikは、モルスタのIBからのセカンダリーマーケットでの投資業務を行い、その後KLOOK。うん、そんなに学歴バケモノみたいなチームではなさそうだけど、経歴はおばけだな、、。信用はかなりされやすそう。


Seedラウンドは、深センのVCから調達し、シリーズAはシリコンバレーのVCから調達。その後、シリーズBでセコイアキャピタルチャイナ、CではGSから、Dでビジョンファンドから調達してる、、、。しかもイスラエルのOur Crowdから調達もしてるのか、、。うーん、、すごい、、。まず中国だけでなくサンフランシスコからも信用してもらえることがすごいよね。日本ではほぼ無理なケースだ。



2017,2018年あたりは、アジアでのグロースが成長につながった。モバイルでの強みがよかったとのこと。この流れでファンディングでき、USマーケットあたりにも行ったとのこと。ほお。中国や東南アジアでのユーザーそのものの成長がすごい、ここでナンバーワンを取れたのが強かった。日本の鉄道会社では、電車の予約のためにKLOOKのUIとは全く違う形で広めたとのこと。

ロンドンやパリだけでなく、アイスランドも観光のトップ5。こういうところも狙ってると。観光業の人たちにアドバイスをして、どうやったらユーザーを伸ばせるか説明できるチームになってきているとのこと。ほお、リクルートみたいなことを世界中でやってる感じだ、、。

アジアからのチームだけど、世界中のメンバーが集まってきているから、グローバルマインドの人を必要としているとこのこと。いや、確かにそうだよな。かなり大規模だなぁ、、。やっぱり創業するためなら、日本で会社作るみたいなことにこだわったら終わりだな、、あえて人口の少ない香港みたいなのも良いのかもな。

昔からの伝統的な、トラディショナルな観光業の人たちと、観光客のブリッジになるとのこと。確かに、俺がパリで感じたようなことを、アジアで特にやってるんだろうな。

WiFiや空港トランスファー、電車のチケットなどもかなりやっているとのこと。KLOOKは、Keep Lookingというコンセプトとのこと。

旅行など短い時間しかない中で、最大限楽しみたい観光客に対して、気軽にチケットやツアーを予約することができる。チケットをスキップすれば良い。30%のお客さんは当日にチケットを予約する。それでも列を越すことができるらしい!おお、これはKLOOKが大量に予約しているからなのかな。この辺をAIで需給関係を予測しているのかもしれない。


Klookでは世界270ヶ所の10万以上のアクティビティの予約が可能で、人気スポットランキングには「東京ディズニーランド」や、新宿の「ロボットレストラン」なども掲載されている。
2014年設立のKlook TravelはEric Gnock Fahが率いる企業。今回のラウンドで累計資金調達額は1億ドル近くに達した。Klookは月間で100万件の予約をモバイルとPCから獲得しており、7割がモバイルからの予約だという。
今回の調達資金は、アクティビティのレコメンドのテクノロジーの増強にも用いられるという。テキストだけでなく音声による検索や画像を用いた検索で、利便性をより高めたい意向だ。

孫さんの投資先、クーパンもそうだけどモバイルファーストのところが多いな。やっぱりみんなスマホを持ってるからそうなるんだろうな。かなりレコメンド技術に力を入れてるな。アプリを入れてみるか。

triple digitsグロースを狙ってるって。。でも2020年は東京オリンピックを狙って日本マーケットに力を入れたいらしい。鉄道産業はレガシー企業だから一緒に協力してデジタル化していくって言ってる、、。やっぱり日本の鉄道はレガシーだよね、、。


競合としてKayakって言われているけどBookingに買収されてるし、モバイルファーストではなさそうだし、ツアー販売プラットフォームにはなってなさそうやな。





250Billionドルのマーケットがあるらしい。ダイビングに行こうと思っても、どうやって予約して、どうやって値段交渉するのかがわからなかったよね、と。モバイルは必ず使うよね〜みたいな。No1 in Asia。あ、スマホを現地でも使ってもらうためにsimカードやwifiも販売するのか。確かに。

Universal Studiosとかは直接ビジネスやってたりするらしい。特別の値段を作れるのはやっぱり直接交渉してるからなんだろうな。中国から外に出たい中国人、そして英語を喋れない人をターゲットにしているらしい、オフィスは深センにあるそう。

2015年のピッチ動画だけど、最初はwebから始まって2015年の5月からモバイルアプリに力を入れ始めたのがわかる。モバイルis Internetになっている!!だからこそ、モバイルは力を入れないといけない!!なるほど、モバイルファーストなアプリが中国から広まっている理由はまさに、中国のモバイルインターネットの比率から説明できそうだね、、。


アジアの現地の観光会社は、リアルタイムコンファメーションがない!コンピューターがないから!でも、KLOOKは、アプリになっている。自動で予約できる。当日に予約しても全く問題なくなる!すぐにe ticket使える!チケットがKLOOKで表示されるようになるから!しかもチケットは50%オフになったりする。モバイルアプリの強みはこういうところにある!

香港空港の電車に乗って、KLOOKに乗ってチケットをかえる。しかも30%オフになるらしい。なんでだろう。


・tripadvisorやCtripのでかい企業もある。その中での付加価値は何か?

価格が価値ではなくて、説得に過ぎない。どれだけ便利かに価値を置いている。まず価格の安さで呼び込んで、便利さで複数使用ユーザーに持っていく戦略。

ディズニーランドと交渉して、システムを繋げてもらうことなんてできるのか?KLOOKはできたらしい。交渉して。これすごいね。こういう交渉力も評価されてそう。

中国からのアウトバンドやCtripなどは、確かに恐怖でもある。でも、彼らが持ってない価値を出せるとのこと。Ctripはカンボジアでアクティビティの予約できない!みたいなのがある。Ctripのホテルのポートフォリオは実はAgodaと協力してたりする。中国の外のコンテンツも自分たちで管理する力を持っているとのこと。なぜなら、中国のそとの企業だから!おお。



日本の海外旅行向けのツアー予約サービスはベルトラか。上場企業とのこと。

スタートアップと既存の旅行予約サービスの違いは、モバイルファーストかいなかってところだろうか。予約の完了が自動でできるところも違いかも。当日予約したい!みたいなことはベルトラとかではできなさそう。本当にちょっとした違いだけど、小さい、不便な点を改善させていくことでより便利なサービスへと進化していくんだろうな〜。

Get Your GuideもSVF出資してるから、次は調べてみないとだな。


まだ、KLOOKの圧倒的強みが見えない、、

第一にはテクノロジー。クルックはどんな会社か、と聞かれたら、究極的には旅行素材を扱うテクノロジー企業だと答える。モバイル空間にいるとき、人は待たされるのが大嫌いで、即時性はとても重要だ。それから何か便利なこと、お得なこと、面白いことを期待している。だからクルックでは、インスタント・コンファーメーション(即時予約)や旅行者のサポート、世界各地で大勢の旅行者が同時に利用しても問題ない盤石なマーチャント・システム作りに多額を投じてきた


ツアーオペレーターと旅行客間のシームレスな取引を促進するため、Merchant App や QR コード対応 e バウチャーの回収といった技術的なソリューションを提供している。
同社 COO 兼共同設立者の Eric Gnock Fah 氏は会社声明の中で次のように述べた。
ツアーやアクティビティ業界のデジタル化につなげるため革新的な技術を活用していきます。今回の資金調達のおかげで、新たな顧客ソースをもたらし、業務効率性を最適化する技術ソリューションを通して企業との提携関係を深めていくことができるでしょう。


即日予約やeバウチャーみたいな部分も強いんだろうな。今後はどうやって最適化していくんだろう。結構楽しみだなぁ〜。そして相変わらずこの産業も日本企業はターゲット日本人オンリーなUIUX微妙なサービスになっちゃってるんだな...

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